【超わかりやすい】理系女子がEVについて考えてみた

環境問題

こんにちは!理系女子みどリンです☆彡

最近話題のEV(電気自動車)⚡🚙
イーロンマスクが牽引する、今熱い市場ですよね。

その一方で、「EVって本当にCO₂排出量少ないの?」「バッテリー製造は環境負荷にならないの?」という疑問の声も上がっています。

そこで今回は、数字を使って、EVは本当に環境に良いのか、科学的に分かりやすく解説していきます

みどリン
みどリン

今後、EVは間違いなく世界中に普及します!

この記事は以下について述べています!

  • EVがエコである理由
  • EV普及によって世界はどう変わる?

EVとガソリン車のCO₂排出量を比較

日本の政府系機関の試算では、次のような数値が出ています。

  • ガソリン車:147 g-CO₂/1km
  • EV:55 g-CO₂/1km(発電による排出を含む)

つまり、同じ1kmを走っても
EVはガソリン車の約1/3のCO₂しか出さない
ということになります。

EVは製造時のCO₂が多いって本当?

実はこれも正しい話です。
EVのバッテリー製造には多くのエネルギーを使うため、最初の段階でガソリン車より CO₂が多く発生します。

ただし、その後の「使用中(走行中)」の排出量が桁違いに少ないため、総合するとEVが有利になります。

ライフサイクル(製造・使用・廃棄)全体で比較した研究例では、CO₂排出量は、

  • ガソリン車:60トンCO₂
  • EV:30トンCO₂

つまり、EVはCO₂排出量がトータルで約半分に抑えられるという結果が複数出ています。

「電力がどのくらいクリーンなのか」でEVの実力は変わる

EVは走行時にCO₂を出しません。
充電する電気の作り方によって環境性能が大きく変わります。

○日本

火力発電の割合がまだ高いため、前述の通り走行1kmで55 g-CO₂程度。

○欧州(再エネが多い国)

風力や太陽光が多い国では、EVのライフサイクル排出量がガソリン車より 70%以上低いという研究結果もあります。

つまり、電力がクリーンであればEVの効果は劇的に大きくなります。

EV普及によって世界はどう変わる?(理系女子的未来予測)

EVが世界的に普及すると、社会はどんな変化を迎えるのでしょうか?

①都市の空気が目に見えて改善する

ガソリン車は走行中に

  • CO₂
  • NOx(窒素酸化物)
  • PM2.5

などの排ガスを出します。

EVが増えるほどこれらが激減し、都市の大気汚染が改善されます。

欧州の都市では、EV普及で「空気が澄んだ」「子どもの喘息が減った」という報告も出始めています!!

② 再生可能エネルギーの導入が加速する

EVが増えると電力需要が上がり、同時に、「太陽光エネルギー」や「風力エネルギー」の需要も固まります。

EVの充電タイミングを調整することで昼の太陽光余剰電力を吸収して効率よく使うといった仕組みも可能になり、電力をクリーン化する動きが活発化するでしょう。

③ 自動運転・ソフトウェア中心の自動車産業に進化

EVは構造がシンプルで電子制御が中心であるため、技術の主役は「AI」「センサー」「ソフトウェア」といった“IT系技術”になっていきます。

これは「イーロン・マスクが車をソフトウェア化した」と言われる理由でもあります。


④ 電力・交通・住宅がつながる“スマートシティ化”が進む

EVのバッテリーは 家や街に電気を戻す(V2H/V2G) ことができます。

これにより、

  • 停電時にEVが家の電源に
  • 夜の安い電気で充電 → 昼に家で使用
  • 街全体で電力を最適配分

といった動きが進みます。

つまり、
EVが普及すると“クルマの枠を超えて”社会インフラが再設計されていくのです。

まとめ:EVは環境だけでなく、社会そのものを変える技術

✔ CO₂排出はガソリン車の約1/3(走行時)

✔ 再エネが増えるほどEVの価値が上がる

✔ EV普及で世界はこう変わる

  • 都市の空気がきれいに
  • 再生可能エネルギーが加速
  • 自動運転・AI化で産業が進化
  • EVが街の“電力インフラ”になる未来も

EVは単なる「ガソリンの代わり」ではなく、未来の社会基盤をつくる大きな技術転換の中心にあると言えます。

みどリン
みどリン

EVの普及が進み、社会が大きく進化するのが楽しみです♪

最後までお読みいただきありがとうございました。